2012年8月23日木曜日

SALUTEを用いた部隊評価方法
Evaluating the opposition with SALUTE

こんにちは、TTC戦術受講生のムファサです!

早速ですが皆さん、SALUTEをご存知ですか?

SALUTEは元々、米陸軍で開発されたフレームワークです。
敵の情報を報告する際に、抜け目無くその情報を上官に報告する為のものです。
SALUTE報告とも言われます。

相手の基本情報を把握するに際してSALUTEを頭の中で浮かべて情報を収集すると、
きっと作戦を実行する上で重要な情報に着眼することが出来ると思います。

敬礼! ....?














SALUTEの項目は以下の通りです:
Size 規模 目撃した相手の人数・台数
Activity 行動 相手は何を行っていたか
Location 場所 相手を目撃した場所、及び移動していた方角
Unit 部隊 知りうる限りの相手の所属部隊、及び団体・組織
Time 日時 目撃した日時(情報の鮮度)
Equipment 装備 相手の装備・武装












このSALUTEですが、
注目すべきなのは「行動」と「所属」、そして「装備」だと私は考えます。
行動は、簡単に言うと「相手は何を今しているのか」ですが、
所属と装備を分析すると「相手は何が出来るか」が見えてきます。

この2つを合わせて考えると「相手が何をするのか」といった非常に重要な予測が行えます。

この「相手は何をするのか」の分析項目をEnemy's Most Likely Course of Action(EMLCOA)、
即ち「敵の最も予測される行動の流れ」と言いますが、
これこそ作戦計画において必要不可欠な分析だと言われています。

EMLCOAの詳細まで説明してしまうと早々にネタ切れになってしまうので、
これくらいにしておきますね。
てへぺろ(・ω<)

参考文献:
米陸軍フィールドマニュアル21-75 第6章
http://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/21-75/Ch6.htm#report

0 件のコメント:

コメントを投稿